私は猫を2匹飼っておりますが、今回の記事ではタイトルにもあります、
ベンガル猫に多く見られる【特発性多発神経根障害】という病気について
体験記を共有します。
筆者はベンガル猫を2頭室内飼いしておりますが、1匹がこちらの病気に罹患しました。(2020年7月)
幸いなことに、約3ヶ月ほどで症状は出ないようになり、現在(2022年8月)では再発はしておりません。
※うちで飼っている猫2匹の基本情報はこちら。
当時、筆者が通っていた病院では当病気を扱った症例が少なく、(一般的にも症例は少ない模様です)且つ、その病院でこの病気に罹患した猫ちゃんは亡くなってしまったとのことでした。
他の猫ちゃんが亡くなったこと、症例が少なく確立された治療法がないと聞き、愕然とした覚えがあります。
このページを訪れた方は、もしかしたら当時の私のようなお気持ちでご覧になっているかもしれない。
少しでも、皆様のお役に立てるよう、情報提供させていただきます。
※免責・注意事項!!
当ブログの記事はあくまで筆者の体験記であり、この体験記を元に必ずしも、完治/克服できるものではございません。また、獣医師免許なども持っておりません故、医学的根拠のある記事ではありません。
ご参照、ご参考いただければ幸いですが、より詳細を聞きたい、等のご意見があれば、下記よりお問い合わせをお願いします。
特発性多発神経根障害とは
珍しい病気、また、ベンガル猫に多く見られる病気でもあるため、ご存じではない方も多以下と思います。
当ブログを訪れていただく前に、こちらのページをご覧になっているかもしれませんが、一番私も拝見していたアクサダイレクト様のページです。こちらのページに主なこの病気の特徴が報告されております。
【筆者の体験記】当時の症状
筆者の飼い猫もこちらの病気に罹患しましたが、症状としては以下の通りでした。
・座り方が変。後ろ足が通常つま先立ちのようだが、ペタリと座り込んでいる。
・後ろ両足を引きずるように歩くようになる。
・鳴くことが多くなる。
・トイレやご飯を食べることが困難そう。(体勢的に)
・走らなくなる。
・排便が少なくなる。
・元気もなくなる/じっとしていることが多くなる
【筆者の体験記】当時のお医者様の所見
2022年に別の病院へ転院するため(こちらの病気ではなく、他の病気の治療のため)の引き継ぎ資料として、当病気の経過を通っていた先生に文章に起こしてもらいました。そこから抜粋した文章です。
2020年7月~:後肢虚弱。開脚して座っている。腎数値上昇。体重2.4Kg。来院時、ソルラクト皮下補液開始。その後、食欲低下が出てきたのと、症状の改善が認められないためベンガルの特発性多発神経根障害を疑い、プレドニゾン1mg/kg SID、プロナミド0.3mg/kg BIDで開始。FIP定量検査(-)
【筆者の体験記】途中経過~良好へ
確立された治療法がないとのことで、お医者様からはこの後どんどん悪化する可能性も指摘されてました。処方された薬は家で投薬しておりましたが、心配は募るばかり。
しかし、ここで、回復の兆しを見せました。正直、何がよかったのか、いまでも不明ではありますが、以下にお医者様の所見を抜粋します。
2020年7月後半で良化。8月前半で悪化したあと、9月に入ってから徐々に良化。体重は8月に2.2kgになったあと、9月終わりに2.4kg。排便も少ない週で週2回だったが、10月に週5回回復。10月に同居の猫と追いかけっこをしている。ステロイド(前述のプレドニゾンを指しテイルと思われます)徐々に減薬。皮下補液も休止。
2021年に入って休薬。症状再発なし。体重2.65kgで維持。
おそらくこの子にはステロイド、皮下補液が有効だったと思われます。(お医者様も対処療法に近い、とおっしゃっており、ステロイドで完治する、とは考えてない様子でした。取り急ぎ、ステロイドで様子を見よう、という感じ。)皮下補液に関しては当時はまだ通院しながら皮下補液を行っておりました。(2022年現在、自宅にて慢性腎臓病対策として、皮下補液をしております。それはまた別記事で・・・)
良化の様子に関しては、
・段々と足を引きずらなくなる
・高いところにジャンプして登るようになる
・うろうろして、歩くようになる
・ご飯をたべるようになる/排便が多くなる
が挙げられました。
現在の様子
今はこんな感じです。特に足が全然違います。
まとめ
度々の免責で申し訳ございませんが、あくまで体験記です。
今後、当記事はアップデートしていく所存ですが、知りたいことなどあれば、お問い合わせフォームより、ご連絡お願いします。
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